採用情報

PROJECT STORY

02

Engineering
Service

時代の変化を先読みし、
自動車メーカーのビジネス変革を支援

- 業界横断的な360°の視野で、
ビジネスの明日を創造する -

変化が著しい現代のビジネス界の中でも、自動車業界は最もダイナミックな変化の渦中にある。そこで、国際市場をリードするある自動車メーカーは、「次の一手」を実現するため、開発パートナーとしてTCSを選んだ。

PROJECT MEMBER

Dhruv Anand

エンジニアリングサービス統括本部
オートモーティブ本部 本部長

PROJECT STORY

02

OEM for
Automotive industry

人々のマインド変化に
対応した自動車業界の
変革を支援

「いま、自動車業界は大きな転換期を迎えています」エンジニアリングサービス事業部で自動車メーカー向け事業を統括するデュラブ・アナンドは、そう訴える。その背景には、物理的な所有よりも体験や経験など「モノからコトへ」という社会ニーズの変化がある。自動車メーカーの使命も「クルマを売ること」から、「クルマを核としたサービスを提供すること」へと変化しているのである。

「人々のクルマの所有欲求は、大きく変化し始めています。必要な人が必要な時にだけ利用するカーシェアリングや走行従量制などが進み、乗用車の国内需要は減少傾向にあります。だからこそ、運転の楽しさや利便性、居住性やIoTによる新サービスなど、付加価値の差別化が一層重要になっています。つまり、『クルマとはこういうモノだ』という固定概念を打ち破るブレイクスルーが重要になっているのです」  新しい時代に向かう自動車メーカーが、TCSを開発パートナーとして選んだ理由もここにある。

「例えば、最近注目を集めている自動運転も、すでに航空機が『オートパイロット機能』として実現している技術であり、私たちは多くの開発実績を持っています。また、歩行者や障害物をいち早く検知し、事故を未然に防ぐための画像認識やセンシング技術なども当社の得意技です。さらに、ハンドルを握るドライバーの掌から脈拍を計測し健康状態を把握したり、カメラで瞳の細動を読みとって居眠り運転を警告したり…、ここでは、私たちが医療分野で開発してきた技術がキーテクノロジーとなっているのです」

自動車業界は、さまざまな産業界のビジネス改革を支援してきたTCSの知見とノウハウを求めています。

広く産業界を見渡す視野で、
クルマの「あるべき姿」を提案

Automotiveのチームメンバーは総勢3,500名に及び、自動車メーカーの懐に深く入り込み「今後クルマはこうあるべきだ。こんな機能を追加したらどうか」という開発の最上流のコンセプトワークから参加。ものづくりの一部を外側から手伝う『アウトソーシング(Outsourcing)』ではなく、顧客企業に寄り添い、開発部門と一体となった『コ・ソーシング(Co-sourcing)』としてパートナーシップを結んだのである。

航空機や医療分野だけでなく、TCSの貢献フィールドはまだまだ広がっている。例えば、ドライバーひとり一人の運転のクセや傾向をビッグデータとして蓄積。そのデータを基に事故のリスクを分析し、より正確・公正な保険料率や等級判断を行うことが可能になる。

また、燃焼機関のCO2やMOXなどの排出が、地球環境に与える影響が問題となり、自動車は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池自動車(FCV)へと向かっている。そこでは、バッテリーを安全かつ効率的に利用する技術が不可欠だ。つまり、バッテリーの負荷や使用量のバラツキを平準化したり、これまでの使用状況から今後の電池残量を推定したり、さらに万一の異常を検知して警告するなど、高度な管理制御システムが求められています。電気や電力分野とともに、ケミカル分野でも多くの実績を持つTCSは、バッテリー内部の化学的メカニズムの把握や制御に強みも発揮している。

「また、通常電気自動車は家庭のコンセントから電気をもらって充電します。しかし、地震などの災害で停電した場合には、逆にクルマのバッテリーから電気をもらって、家電品や住宅設備を動かすこともできます。さらに送電網からグリッドに電気を供給して、地域に貢献することも可能です。そんなクルマと住宅の”HEMS(Home Energy Management System)”連携にも、すでにサービスが実用化されています」

若い発想とパワーに
大きな期待

あらゆる産業界を横断的に見渡し、新しい時代に求められるクルマづくりができるのはTCSを置いてほかにはない、とアナンドは胸を張る。

「私たちが様々な産業界や技術フィールドを組み合わせ、複合的な開発を進めることができるのは、世界中で多くのプロジェクトに取り組み、知見やノウハウを確立してきたからです。さらに、それらの情報を全社的に蓄積・共有してきたことも大きな要因です。

私たちは先行的な研究開発にも積極的な投資を続けており、それが競争力強化を支えています。例えば、TCSは他社に先駆けソフトウェア開発の自動化ツールに着手し、確かな成果を上げてきました。これら一つひとつがTCSの強みとなっており、大規模プロジェクトを高品質かつ迅速に実現するための原動力となっています。」

アナンドは、今後TCSを舞台に活躍する若い人材への期待を、以下のように語る。

「新しいサービスを生み出し、ビジネス改革を最上流からお手伝いする私たちには、お客様のビジネスゴールを思い描き、その実現に向け、道筋をロジカルに考え、提案することが求められています。そのためには、古い慣習や常識にとらわれない柔軟な発想が大切なのです。文系出身か理系出身か、というバックボーンの違いにとらわれる必要はありません。大切なのはビジネスの明日を描く想像力とロジカルな思考力です。常に革新を続けてきたTCSのDNAを継承し発展させることができる主役は、若い皆さん自身にほかならない。5年後・10年後というスパンで将来を見つめ、今後製品やサービスはどうあるべきかを考えて欲しい。」

社会の変化はますます加速し、業種や業界、さらには国境を越えて、さまざまな企業同士がアライアンスを組む機会はさらに増えていくはずです。

そんな変化に伴ってビジネスのスピードはさらに加速し、システム開発においても一層スピード感が求められます。

「だからこそ、あとから誰が見てもその開発意図や思想が理解できるように、きちんとドキュメントを残すことを習慣づけて欲しいのです。自身の考えや目指すものを、他の人に伝える姿勢を心掛けてください。自分の中にあるものを言語化してドキュメントにまとめることで、自身の考えが一層体系化され、より明確になるという効果も生まれるはずです」

国際的な協力体制の下で、さまざまな背景をもった人たちが協力してプロジェクトを進める点も、TCSの魅力のひとつ。自分は何がやりたいのか、プロフェッショナルとしてどんな風に自分を磨いていきたいのか…。ここには「なりたい自分」を思い描き、自分自身でキャリアパスを組み立てていくことができる自由な風土があります。そのためには、若い時期に自分の軸となる基盤を築いておくことが大切です。

最後にアナンドは、そんな想いを込めて、若い人材へのメッセージをこう締めくくった。

「スポーツを思い出してみてください。筋トレや走り込みなど、地道なトレーニングの積み重ねが、いざという時のファインプレイを生み出すのです。どんな分野であれ、学生からプロフェッショナルへと孵化するまでには、自分の強みとなる基盤を築いておくことが大切です。そのために、まず目の前の仕事の意義をしっかりと把握し、全力で打ち込んでください。その努力は必ず実を結び、そこで得られた達成感がさらに大きな自信につながっていくはずです」

※各社員の所属部署や掲載内容は取材当時のものです。